デュオリサイタル inキタラ小ホール
6月27日 ヴァイオリン岩木亜悠子さんと私ピアノ北濱佑麻による、若手演奏家を応援する会主催、キタラ小ホールでの初めてのリサイタルでした。 このコンサートを行うにあたり、岩木さんを始め若手演奏家を応援する会様にはお世話になりました。 夏からアメリカに留学する事が決まっていたので、文字通り留学前の日本での最後の演奏でした。聴きに来てくださった方々やお世話になった方々に感謝の気持ちを込めて、これまで学んで来た事の全てを表現したいと思っていました。
©Nobuo MIKAWA
ピアノソロはラフマニノフのピアノソナタ第2番改訂版。ラフマニノフは個人的に思入れのある作曲家で、この曲は1度大学院の時に演奏し、論文の題材にもしていました。 キタラ小ホールは小さい頃から発表会やコンクール、コンサートやセミナーで何度も演奏して来ましたが、やはりホールの響きが素晴らしく、演奏していて気持ちが良く、また心地良い安心感があります。 小さい頃から慣れ親しんだホールと言うこともあり、大きな舞台での演奏でしたが、プレッシャーに押し潰されることなく、よく集中して会場の響きを楽しむ事が出来ました。 デュオでの演奏のメインとなったのはフランクのヴァイオリンソナタ。ピアノも大いに活躍する曲です。今回このような機会で挑戦する事ができ、大変嬉しかったです。 他にもあまり聴き慣れないシマノフスキの作品や、アメリカや南米の作曲家の小品も演奏しました。
普段、「演奏すること」だけを考えがちになってしまいますが…。1つの演奏会を企画し実行するまでには様々な段階があり、それは簡単な事ではなく、更に無事に終了させるまでには沢山の方々のご協力とお力添えが必要だということを学びました。 またいつか、この素晴らしいホールでリサイタルを開くことが出来るよう、これからも精進致します。